リョーの学校は1〜2年生が持ち上がりのクラスで
担任も同じ。
今までは、のんびりしたクラスだったの。
「のんびり」という表現はとっても聞こえがいいわ。
授業も遅れてるし、宿題もほとんどないクラスでした。

隣のクラスは毎日、3−4個の宿題が出ていた。
その宿題に対応して、毎日のようにテストがあったらしい。

リョーのクラスはたまーに宿題がでるだけ。
それも音読だけとか、授業でやりきれなかったドリルの残りとか。
テストなんてほとんどなかったし。

はじめは、「ゆとりがあっていいかな」なんて思ってた。
でも、程度ってモノがあるわよね。
ただでさえ、悪名高い「ゆとり教育」にさらに
「ゆとり」をもたせてどないするっちゅうねん。
結局、教科書もドリルも最後まで終わらないまま
2年生が終わってしまった。

3年になって担任がかわった。
もうめちゃくちゃうれしい。
だって、毎日宿題が3つぐらいあるのよ。
それをちゃんと先生がチェックしてくれる。
ありがたいよね〜。

そんな中、学級通信にある一文が目にとまった。
「さ来週から、作文も宿題にしたいと思います。
120字の作文帳を用意してください。」

そっかー、さ来週から、宿題は4個になるのね。
しかも作文?!どんどん書いてもらいましょう。

てなわけで、120字の作文帳を買いに行きました。

しか〜し、この作文帳、どこにも売っていないのよ。
大型スーパーから近所の文房具や赤ちゃん○舗
まで探してみたけどない。

同じクラスのお母さんに聞いてみた。
「作文帳どこで買った?」
「えっ?そんなの要るの?」
全然、気が付いてなかったらしい。
驚いたことに、3人に聞いたんだけど、みんな一様に、
「知らなかった。」といいました。
う〜ん。

こうなりゃ自分で探すしかないよね。

急に思いついて自転車で二十分(かなりの距離)ほどの
商店街に行ってみた。
そこで、マニアックな文房具屋さんを見つけた。
早速、探す。
でもやっぱり、120字の作文帳というのはない。
162字と200字というのはあるんだけどね。
一応店員さんにも聞いてみた。
「探してきます。」と倉庫へ向かう店員さん。

「ありました。」と10冊ぐらい持ってきてくれた。
やっとめぐりあえたわ、120字の作文帳。
なんだかたかだかノートなのにすごくうれしい。
充実感ってやつ?!ちがうか・・・。
他のヒトの分もついでに買っておく。
意外といいヒトなのね、わたしって。

近所の児童館は毎週一回未就園児のためのプログラムがある。
歌ったり、踊ったり、体操したり、工作したり。
遠足や運動会、クリスマス会なんかもしてくれる。

リョーが幼稚園入る前はせっせと通っていた。
でも、ミィーは、一緒にかようヒトもいないので
なんとなく行く気がしなかった。
みんな結構、友達ときているからね。
でも、もう幼稚園まであと一年。
できるだけ、ミィーと一緒にいろんなことをしたい。
そんなこんなで、初めてそのプログラムに行ってきた。

児童館の遊戯室に足を踏み入れてビックリ。
ウジャウジャいるのよ、ヒトが。
軽く100組の親子がいそうなカンジ。
まさに、「ウジャウジャ」よ。
リョーのときは、こんなにいなかったぞ。
最近は、ベビーブームなんだろうか。

イベントが始まった。
親子で手をつないで、「トトロ」の曲にあわせて、
ポンポンを振りながら行進するらしい。
歩こう〜、歩こう〜♪わたしは、げんきぃ〜♪

こんなにいっぱいいたら、おちおち歩かれへん。
その後、「アンパンマン体操」とか、「きのこ体操」とかあったけど、
油断すると隣のヒトにあたるからあぶないし。
盛況やね。

その後、参加手続きとやらをするらしい。
リョーのときは、ヒョイヒョイと申込書を書いて
名札を作って終わりだった。
今はすごいよ〜。

手作りの出席帳があって、すごく手が混んでいる。
力作だわ。
そこにシールをはる。
シールも手作り。折り紙を二種類組み合わせて
小さく切って、かわいく折ってある。
その裏に、両面テープをはってシールがわりになるらしい。
このシールを一個つくるだけで、わたしなら10分はかかるぞ。
ちょっと感動。
児童館の先生達ってがんばってくれているのね。

そんな中、知った顔を何人か発見。
それほど親しくないけど、話し掛けてみた。
なんだか楽しい。
ミィーも楽しく歌ったり踊ったりで、ご機嫌。
紙芝居も引き込まれるようにみていた。
来てよかったな。

人数の多さにちょっとビックリしたけど、
毎週来ようっと。
リョーが3年生になって、初めてのクラス替えがあり
、と同時に担任もはじめて変わった。

今までの担任は
よく言うと、「のんびり、おだやか」
悪く言うと、「いいかげん、覇気がない」。
宿題もほとんどでない。
提出物もちゃんとチェックしてくれているのか
どうだかよくわかんない。
授業ものんびりしていて、よそのクラスより遅れている。

当然、クラスのお母さんたちの不満も続出。
その中で、時々耳にした言葉に、
「子供達に持ち物を口頭で伝えるだけでなく、
学級通信を出すとか、連絡帳にキチンとかかせるとかして欲しい。」というもの。
わたしも、当然、連絡帳に「キチン」と書くことを
徹底させて欲しいと思ったよ。
でも、学級通信までは望まなくてもいいんじゃないかと思っていた。
だって、パソコンが使えなさそうなんだもん。
どんな時でも、くれるのは手書きのプリント。
他のクラスは当然、パソコン打ちよ。
もう50歳ぐらいの男の先生だから仕方ないのかも。

3年になって、新しい担任になった。
今度の先生は、30代の女の元気のいい女の先生。
「打てば響く」カンジ。
今までは、「のれんに腕押し」系だったから、
もうとってもありがたい。

学級通信も毎週出してくれるそうな。
で、もらってきました、学級通信。

感動してしまいました。
先生は忙しくても、やる気があれば、ここまでしてくれるのねー。

裏表一枚の紙なんだけど、先生の自己紹介から
学級内でのできごと、どんなクラスにしていきたいか、
これから一週間、授業の内容はどんなものか、
家では何をして欲しいかetc かかれてあった。
とーぜん、パソコン打ちです。
これがあれば、子供達の様子もよくわかるし、
持ち物もさりげなくフォローできる。
そして、とても読んでいてたのしい。これは重要。

なんだかいい先生になったなぁ。
今までの先生も一生懸命していてくれたことはわかる。
でも今度の先生と比べると、あまりにも要領が悪いんだと思う。
きっと、一般企業に勤めたら「仕事のできないおっさん」として扱われるだろう。
「いいヒトなんだけどね。」とか言われて。

4年生も今度の担任と思うとうれしくなっちゃった。
でも、5年になって、またもとの担任になったらどうしよー。
なんてことを友人に言ったら、「考えすぎ。」と一言。
それもそうだ。

怒涛の役員決め

2003年4月15日
新学期入ってはじめての役員決め。
これは結構ドキドキする。
そしてこれは結構戦いなのだ。

幼稚園の役員と小学校中学年の役員の戦いは
ちょっと違う。

幼稚園の役員はならなくてもなんとかなるので、
みな逃げようとする。
仕事があるとか、下の子がいるとか、病弱だとか・・。
ありとあらゆる理由がつけられる。
わたしもそんなこんなでリョーが幼稚園の時は
なんとか逃げ切った。

小学校も3年生にもなってくると役員決めの戦いは
様相はガラッと変わる。
なぜなら、小学校は不文律のように子供一人につき
一回やらなくてはならないという決まりがあるから。
みんな最終学年になってくると役員の仕事が大変
そうだということで、中学年ぐらいまでになんとか
すまそうとする。

今日も、先生が、「どうやって決めましょうかねー。」
と、ゴングを鳴らした途端、立候補者続出。
ものの1分もたつかたたないかのうちに決定。
はやーーい。
みんなもうやってしまいたいのね・・・。

わたしは、ミィーがまだ3歳で幼稚園に行っていないので
とりあえず今年はやめておいた。
できるなら来年したいなぁ。

でも話しによると、4年生になるときは、3年とクラスが
変わらず持ち上がりということもあるので、
それはそれは激戦になるそうだ。
あるクラスでは、それぞれ役員につき、3倍くらいの競争になって、
「なぜ、それをしたいか。」ということまで
発表させられたらしい。
こわーーーい。

これから学年があがっていくごとにユウウツになっていく
役員決め。
まっ、とりあえずはまた来年考えようっと。
ここ2−3日、ものすご〜く落ち込んでいた。
理由は何日か前にさかのぼる。
リョーが学校の廊下で寝そべり、
そこに足を引っ掛けた同じクラスの子が
唇を切ってしまったのだ。

なぜ、廊下で寝そべるのだ・・・。

当然、相手の家に菓子折りもって謝りに行った。
相手の親は、
「出会い頭の事故なんだから気にしないで。
男の子なんだからけがはつきものよ。」
と、言ってくれた。
本心ではないにせよ、少しホッ。

でもね、やっぱり落ち込んでしまう。
どうして廊下で寝そべるの・・・。

そして、リョーはわざと怪我させたわけでもないのに
必要以上に怒ってしまった自分にも嫌気がさす。

そんなこんなで2-3日、かなり落ち込んでいた。

でも、今日、相手に電話してみたら
「もう良くなった。」
とのこと。
気がかりが少しなくなった。

これからなるべくリョーを怒りすぎないことを
目標にしよう・・。


リョーはサッカーを二年生の時からしている。
去年から学校が週休二日になったので、何か土曜日に
してもいいかなと思ったのがきっかけ。

でもね、リョーはすごくサッカーが下手なの。
サッカーだけでなく、運動神経がよくないみたい。
サッカーもそんなに好きそうじゃない。
普段、遊ぶときも全然サッカーなんてしてないし。

「もうやめたい」って言ったら、やめさせてあげようって思ってる。
ユニフォームもいつやめてもいいように一着だけ購入した。
ソックスは穴があいてしまったけど、やめるんだったら
もったいないしと思ってまだそのまま。

でも、「やめたい。」とは言わないの。
なんでだろ。
結局、一年間続いた。

そこのサッカークラブは、3年生になったら練習日を
週2回か3回に増やさなければいけないんだそうな。
二年生の間から、週3回している子もいて、そういう子は
もともと上手な上に、練習量も多いからレベルが違うカンジ。

どうしよっかな。
リョーは、「週2回に増やす。」という。
「友達と遊べる日が一日減るよ。」とわたし。
リョーは平日毎日友達と6時まで遊んでいるのだ。
「うん。それでもいい。」とリョー。

週2回に増やしちゃっていいのかな。
それほどすきそうでもないサッカーを週二回もする
意味があるのかな。
なんだかリョーにストレスの素を与えている気がする。

まだ3年生だし、もっとのびのびあそばせてあげたい。
でもリョーが「やりたい。」という。
本当にやりたいんだったらいいけど、なんとなく
後にひけなくなっているのかもしれない。

何回も何回もリョーに聞いた。
「本当に週に2回もサッカーしたいの?」
いつも答えは、Yes。

その言葉を信じていいんだろうか。


***

向日葵さん、登録ありがとうございます。
わたしも登録させてもらいました。
よろしくお願いします♪

心配な日々・・。

2003年4月8日
新しいクラスになっての二日目。
リョーはリョーでそれなりにがんばってやっていくんだろうし、
やっていかないと困る。

だけど、なんか心配でたまらないバカな親のわたし。
リョーの仲良くできそうなお友達は違うクラスに
固まっているためなの。

帰ってきたりょーにそれとなく聞く。
「楽しかったよー」とのこと。
ちょっと、ホッ。

「休み時間はSくんと遊んだし。」

・・・。

Sくんはリョーの小さいときからの一番の仲良し。
でも今度は違うクラスになってしまったのだ。
休み時間は下駄箱のところでSくんを待っていて
一緒に遊んだんだそうな。

そっかー、それで楽しかったのね。
ちょっとフクザツ・・・。


****

テレビで「東京の五つ子ちゃん」を見た。
昔から、この五つ子ちゃんは大好きでいつも見ていた。
もう21歳になっていた。
みんな素敵なカンジの若者になっていてびっくり。

今までの成長も振り返っていたけど、
ここのお母さんのつくる幼稚園のお弁当がすごい。
彩りもきれいだし、子供が喜びそうな工夫がいっぱい。
何よりもおいしそう。
こんなお弁当を毎朝、5個も作っていたんだな。
わたしには、一個でもムリだよ。

でも、子供がたくさんいるっていいよね・・・。

今日はリョーの始業式。
二年間一緒だったクラスとわかれ、今日から新しいクラス。

なんだか自分が子供だったときより、今の方がドキドキするカンジ。
なるべくウルサイおかーさんがいなくて、
乱暴な子供がいなくて、
授業妨害する子がいなくて、
そして仲良しのおかーさんがいるクラスがいい。

仲良しのおかーさんとなるべく役員をしておきたい気持ちがある。

リョーが帰ってくるなり、ひったくるようにして
クラス表をみる。

・・・・・。

仲良しのおかーさんと一緒じゃない・・・。
リョーの嫌いな乱暴する子がいる・・・。
ウルサイおかーさんたち多数・・・。
最悪・・・。

リョーも仲良しの子となれなくて沈んでいる。
なんだかとってもユウウツ。

近所のママ友から電話がかかってきた。
「リョーくんのクラスって、もひとつだよね。」
とのこと。
やっぱり・・。

このまま二年間はとってもユウウツ。

地元の動物園にすご〜くひさしぶりに行ってみた。
古くは小学校の時に遠足できた記憶があるなぁ。
そうそう、写生大会なるものに参加したこともある。
なつかし〜。
もともとこじんまりとした動物園で、目玉動物はいなかったはず。

が、しかし・・・。

すごく進化していた。

だって、パンダがいるのよ。パンダ。
しかもコアラもいる。
トラもライオンもいる。

最近、東京の動物園は分業化(?!)されていて
トラがいれば、ライオンがいないし、
パンダがいれば、コアラがいない。
ライオンがいれば、トラがいないし、
コアラがいれば、ライオンがいない。

だから一挙にこんなに目玉動物をみたことがなかったわ。
ちょっと感激しちゃった。

しかも、わかりやすい動物が多いのよ。
シマウマとかキリンとかダチョウとか。

この前行った、ズー○シアは確かにキレイで楽しかったけど、
マニアックな動物(?!)が多かった。
はじめてみたぞってカンジの動物。

わかりやすい動物っていいよね。

しかも、とっても空いているの。
桜も満開できれい。
なんだかすごく得した気分。

子供達も楽しめたみたいで満足&充実の一日。



昨日、アメリカから帰国したばかりの甥、ショーが実家に遊びにきた。
2年間、アメリカで日本人がいない保育所に通っていたらしい。

何言ってんだか時々わかんない。

牛乳を飲み終えて、
「○&%$#*★」とショー。

「牛乳のおひげができたってこと。」

・・・・・・。無言。

「ねー、○&%$#*★」
無言のわたしたちに、「二階へ行こう。」と今度は日本語で。

隣の犬を見つけて、「Hi!」

電話にでていきなり「Hello!」

恐れ入りました・・・。

めちゃ混み

2003年3月29日
毎年、お盆休みとお正月休みに新幹線を使って実家に帰省している。
でもね、お盆休みとお正月休みは民族大移動の季節。
当然、めちゃ混みです。
おまけにエコノミーチケットは使えないから
往復で一人4000円は高くつく。
ずるいぞ、JR。でもかきいれどきだもんね。

この春休みに、外国に住んでいた弟一家が帰国することになった。
外国で生まれた赤ちゃんをつれての帰国だから
ちょっと会ってみたい。
そこで、初めて春休みに帰省することにした。

でも春休みだから今度はそんなに混んでいないと思っていた。
エコノミーチケットも余裕で使えるし。
「禁煙」で「二人がけの席」で「名古屋と京都以外とまらないひかり」の座席を取ろうとした。

ところが・・・。

ぜんぜんとれないの。

仕方なく、「名古屋と京都以外とまらない」という項目を
あきらめた。
・・・。
名古屋から各駅停車になっちゃったよ。

そんなこんなな帰省の日。
東京駅はめちゃ混み。
子供を連れたヒト、ヒト、ヒト。
みんな大移動しているのね。

旅行の楽しみのお弁当。

・・・。

売り切れ続出だし。
仕方なく、売れ残りのあんまりおいしくなさそうなお弁当で我慢。

新幹線に乗り込む。当然、満席。
「混んでいますので、自由席の方は乗車券をお持ちでないお子様はおひざの上に・・・。」
みたいなアナウンスがひっきりなしに流れる。

いやあ、びっくりしました。
こんなに混んでいるものなのね。春休みって。
もう新大阪に到着するや否やあわてて
帰りの切符の予約をとりました。

いっぱいとまりまくる「ひかり」しかなかったわ・・・。

もうすぐ帰省

2003年3月27日
毎年、お盆休みとお正月休みに帰省している。
年に二回というのが恒例。

今年は、春休みも帰省することにした。
外国に住んでいた弟一家が帰国し、
外国で生まれた赤ちゃんを見に行こうと思ったから。

でもなんとなく気が乗らない。
荷物を作るのもなんだか面倒くさい。
それに帰省している間に、お花見も終わっちゃうだろうしな。
弟んちの赤ちゃんなんて、夏休み見ても良かったよー。

しかし、もう切符も買っちゃったし。
あー、ユウウツ。

****

今日、リョーのサークルに行っていた時のこと。

同じサークルの関西出身のヒトに不意に聞かれた。

「ネー、じゃんけんの‘軍艦’バージョンってあるでしょ。
グーは‘軍艦’ってヤツ。
あれの、チョキとパーはなんていう?」

チョキは‘沈没’で、パーは‘破裂‘でしょ。

周りのヒトから「えーっ!!!」というどよめきが。

東日本では「チョキは‘朝鮮’」で、
「パーは‘ハワイ’」なんだそうな。

えっ、知らなかったよ。
関東に住んで、もう十年近くなるけど、
まだまだ知らないことがいっぱいあるのね。

まっ、こんなんことはどうでもいいことだけどね。
しかし、どこらあたりから変るのかちょっと気になる。
「探偵ナイトスクープ」にでも聞いてみようかしらん。

苗字を名乗れ〜!

2003年3月26日
今日は珍しくダンナが有給休暇をとった。
仕事が一段落ついたから、休んだんだそうな。
リョーを春休み映画に連れて行くらしい。
ミィーも多分、映画を喜ぶと思うんだけど、
映画代も結構高いし、とりあえず今回はパス。
わたしとミィーはお留守番することにした。

ダンナとリョーが出かけてから、わたしとミィーも
外出する。
公園で遊んだり、買い物に行ったりして小一時間ほどすごす。

家に帰ってくると留守電が入っている。
再生してみる。
「もしもし、浩介だけど。今日遊べる?
遊べるなら、行くから。」がちゃり。

浩介って、だれだよ〜。

そういえば、たまに遊びに来る子の下の名前は
浩介だったかも。
しかし、もうすぐ3年生にもなるんだから、留守電に
いれるときは、ちゃんと苗字を名乗れ!

しかも、「遊べるなら、行くから!」ってナニ?!
なんで当然のようにうちにくるのよ。

大体、こういうカンジの子は、遊びにきても手がかかるんだよね。
この子は、時計がよめないから(今度三年生です!)
「今何時?もう帰る時間かな?」とシツコク聞く。
リビングの時計をデジタル式に換えようかと真剣に
考えたぐらいだ。

大体、遊ぶ相手はリョーじゃなくても全然かまわないんだよね。
「遊びたいから遊べる友達」を探しているというより、
「家に入れてくれる友達」
を探しているのだ。

一年生のときに、うちに続けてくることがあって
(その子の家には一度も行ったことがない。いまだに)、
リョーとそんなに仲良しでもなさそうだし、
「今度誘われたら、‘公園で遊ぼう’って言いなさい。」と
言ってみた。
そのとおりリョーが言ったら、
「じゃあ、遊ばなくていい」って言われたんだって。

そんなこんなであんまりいい印象がない子なのだ。
リョーもいなかったし、当然放っておいたけどね。
長い休みってこういう電話攻撃がいやなのよね・・・。


また怒っちゃった。

2003年3月25日
今日からリョーの春休み。
最近、忘れ物のこととか落し物のことで自分でも
ちょっと怒りすぎかなと反省した。
心機一転でなるべく怒らないように穏やかにすごそうと決心。

午前中、リョーとミィーを連れて買い物に行く。
リョーが「お昼をマックで食べたい。」という。
リョーとマックに来るのもひさしぶりだし、
それもいいかと食べて買えることにした。

リョーとミィーと3人で楽しくマックを食べながら
いろんな話をした。

ふと、思いついてリョーに質問した。
実は、昨日の終業式の日にクラスの文集を持って帰ってきたのだが、
3枚ほど足りなかったのだ。
しかもバラバラのまま綴じていなかった

どういう風に配られたのかちょっと疑問に思っていたのだ。

「たくさんおいてあって、一枚ずつとっていくんだ。」とリョー。

ということは、リョーがきちんと全部とらなかったのね。

でもなんで、文集なのにちゃんと綴じてないんだろう。

「全部とったあとに、先生が教室の大きなホッチキスでとめてくれる。」

じゃあなんでリョーのはバラバラなの?

「全部とったかどうかわかんないから、そのまま
帰ってきた。」

・・・・・。

またかっ。
ちゃんと配られたものを確認していないだよね。
そしていいかげんな状態で帰ってきてしまう。
なんで最後までちゃんとやり遂げないんだろう。
文集なんて記念に残るものなんだから、
3枚ないということは3人分ないってことじゃない・・・。

はぁっ〜。大きなため息。

キチンと配られたものがあるかどうか確認すること。
最後までちゃんとやり遂げてから家に帰ってくること。
やさしく諭したつもり。

でも、こんなことも言うではないか。
「そういえば、植木鉢を持って帰るように言っていたなぁ。」

なんですと?!もう春休みだよ。
どうしてもって帰ってきてないの?

「忘れていたし、春休みでもいいって言ってた。」

・・・。

「そんなことはちゃんと言わなきゃいけないでしょ。
なんで今までだまっているのよ。」

怒鳴りました。
ゲンコツを頭に一発。

マックにいることを忘れていたよ。
あーあ、また怒っちゃった・・。

***

家に帰ってから、同じクラスの子のお母さんに電話する。

「ねー、植木鉢ってもう持って帰ってきた?」
「えっ、植木鉢?何それ?聞いてないよ。」

「ねー、文集は枚数ちゃんと揃ってた?」
「えっ、文集なんてもらっているの?見てない。」

・・・。
みんな似たり寄ったりなのかしらん。

ほんと物騒な世の中になってきた。
リョーが学校に行きだしてのたかだか二年間でも
校区で何回も事件がおこり、集団下校していた。

不審者が出たなんていうプリントは一ヶ月に一度は
もらってきているんじゃないかな。

今回もまた事件が勃発。
校区のどこかのお宅にナイフを持った男が押し入ったそうな。
なにも盗らずそのまま逃走しているとのこと。

クラスの連絡網で事件について回ってくる。
「犯人はまだ逃走中なので、しばらく外出は控えてください。」とのこと。

次の日、ミィーを公園であそばせていたら、
リョーと同じクラスの子のお母さんが通りかかって言う。

「まだ犯人つかまってないから危ないよ。」

もちろん、そーなんだけど、
じゃあいつつかまるんだろ。
ちなみに、ほんの二三ヶ月前の近所の強盗事件の犯人もまだつかまってないのよ。
一年程前には、駅の辺で殺人事件があってそれも未解決。
ひょっとして、うちの管轄の警察はレベル低いのか・・・。

そういえば、近所の強盗事件の聞き込みも最近やってきたそうだ。
「その日は何時に起きましたか。」と聞かれたそうだけど、
そんな2−3ヶ月も前の日に何時に起きたなんて覚えてないよね。

これらの事件がすべて解決するまで
外出をひかえないといけないなら永遠に外にでれないぞ。
そりゃー、怖いけどさ・・・。
どうすりゃいいんだろ。

と、こんなに書くととっても物騒なトコみたいだけど、
まわりにはまだ畑も残るのどかないいところなんだけどな。
日本全国こんなカンジなんだろうか・・。
何が混みすぎかというと病院。
今日は耳鼻咽喉科に行って来た。

もともとわたしは年季の入った花粉症。
もう15年以上罹っている。
でもね、いつも市販の薬でなんとかしているの。
市販の薬は、「眠くなるからいやや」って
よく聞くけど、わたしはよく眠れて気持ちがいい。
別に不眠症じゃないんだけどね。

でも、最近、アメリカでは普通の薬局で売っているけど
日本では病院で処方してもらわなイカンっていう薬を10錠ほどもらった。

これが、めっちゃ快適。
効果もあるし、なによりだるくならない。
市販の薬はいつも眠気とともにだるかった。
ちょっと、この薬はいいカンジ。

でも、もうあと1錠しかなくなってしまったの。
で、仕方なく行ってきました耳鼻咽喉科。

花粉の季節やからそりゃ混んでいるとは思ったよ。
でも、耳鼻咽喉科って回転がはやいんかな〜なんて
勝手に思って、そんなに気にせんとまっていた。

10時に受付をした時点で20人ぐらい待っていた。
ただの普通の町医者よ。大学病院じゃありません。
それなのに、甘かったわ。

待つこと、なんと4時間あまり。
次に呼ばれるか、次に呼ばれるかと思って
ずうっと待ってました。
耳鼻咽喉科って回転が悪いのね。
知らなかった。
持っていった文庫本も完全読破!
でも、うれしくないよ・・・。

わたしって忍耐強かったのね。
診察も含めたら5時間以上もかかってしまいました。
たかだかアメリカでは市販で買える薬を手に入れる
ためだけよ。
考えたら、一週間後にアメリカにいる弟が帰国するから
買ってきてもらえばよかったわー。

病院の先生はめっちゃいいカンジやったけど、
もう二度と行かないぞ!

あっ、でも新薬ということで、2週間分しかもらえなかったのよ。
ということは、また二週間後には5時間かけなきゃいけないの?!

花粉症って、つらすぎる・・・。
最近、リョーの忘れ物の多さに怒ってばかりいる。
昨日も、体操服やピアニカを持って帰ってくるのを忘れていた。
おまけに文集の原稿もキチンと完成しなかったらしく、
家で書いて、日曜日に学校まで持っていくんだそうな。
学校で何をやっているんだろ・・。

あまりにもいろんなことが続いているので、
しかりだすととまらなくなってしまう。
おまけに、叱っている最中に、
「ホントはピアニカをなくしちゃったんだ。」
なんて、怒りの炎に油を注ぐようなことをいうもんだからよけいとまらない。
前のことまで持ち出して怒ってしまう。

ダンナにリョーの困ったことをいろいろ愚痴る。
うちのダンナの数少ないいいところのひとつに
こういった愚痴を聞いてくれて、
いろいろ対策を考えてくれることだ。

今回もリョーにいろいろ聞いた上で、
リョーに謝らせて反省させていた。
ピアニカは、日曜日に文集の原稿を持っていくときに
ダンナが一緒についていって探すことになったらしい。
ちょっと甘い気もするけれど・・。

わたしは、「もう知らないっ」とリョーを
突き放した後だったので(後悔しましたが)、
ダンナにはちょっとだけ(!)感謝した。

ダンナには不満もたくさんあるケド、
子育てに関してだけ(!)は、
ほんといいお父さんだと思う。

そういえば、ミィーが生まれたころ
ミィーにちょっと問題があって
生後すぐから都心の大学病院に月に2−3回通っていた。

首もまだ座っていないころは、
電車に乗って都心に行くだけで疲れたし、
その問題のことばかりが頭を占めていて
精神的に疲れ果てていた。

わたしが「しんどい〜」と連発していたので、
あるとき会社を休んで、わたしの代わりに
ミィーを抱っこバンドで抱いて大学病院に
連れて行ってくれたこともあった。
「お父さんと赤ちゃんの二人連れなんて
他に誰もおれへんかった。」
って笑いながら言ってたな。

そういえば、ミィーを産んですぐ、わたしが
入院してしまって
昼間は、義母がミィーの面倒を見てくれたけど、
夜はダンナが生まれて半月ぐらいのミィーに
ミルクやったりオムツかえたり面倒を見てくれていた。
昼間は働いて疲れていたのにね。

そのとき、そのときはとても感謝したのに
月日がたつと忘れてしまって、
欠点ばかり目に付いていたかも。

なんだかリョーを諭すダンナをみて
そんなことを思い出した。


なんか疲れる。脱力感。
何回も何回もリョーに
「筆箱の中身はなくさないこと。
きちんと持って帰ってくること。」
とここ2週間ばかり言いつづけた。

筆箱の中身を次から次へとなくすリョー。
なくさないまでもカラッポの筆箱を持ち帰ったりする。

今日の朝もリョーに念押し。
「筆箱の中身をちゃんと持って帰ってきてね。」
「わかった。」と力強くうなづき学校にいくリョー。

でもやっぱり帰ってきたら、
「忘れちゃった。」という。

どうなっているんだろう。
かなりキツメ怒ってしまった。
なんか疲れる。むなしいカンジ。

そんな時、実家の母から電話。
話題がリョーのことに及ぶ。
ついつい愚痴ってしまった。

「何回言っても忘れ物をするし、
全然気にしてないんだよね。」

「あんたの子供のころは、心配性だから忘れ物に
対してすごく神経質だったわよね。
全然、違うね。」とハハ。

「でも、忘れ物をしても全然気にならないって
それはそれでひとつの才能なんじゃない?」と続けた。

う〜ん、ひとつの才能なんだろうか・・・。
とてもそうは思えないぞ。
まっ、もちろん、ハハも本気でそうは思っていないんだろうが。

「そのうちちゃんとできるわよ。」と安請け合いするハハ。

そのうちなおるさ 
そんな風に気楽には考えられないけど、
あんまりリョーに小言を言い過ぎても
リョーの「明るい」というよさをなくしてしまうかもね。
わかってはいるんだけどさっ。
今日もため息・・・。

自分勝手な気持ち

2003年3月17日
リョーは毎週サッカーをしている。
でもね、リョーはあんまり運動神経がよくない。
あんまりどころか全然かな・・・。

学校が土曜日も休みになったからはじめたサッカー。
やっぱり、上手じゃないの。というか、とても下手。
でもね、それなりに楽しんでいるみたい。
あくまでも‘それなりに’だけどね。

わたしは、リョーが回りの子に比べてあまりにも下手だったりすると
なんだか平気ではいられない。
ついつい一言言いそうになる、
「もうちょっと練習したら。」って。
でもそれはわたしの自分勝手な感情だよね。
だから、なるべく見に行かない。

今日は少し遠いところで市内のサッカークラブの対抗試合があった。
ちょっと、一人で行かせるには遠すぎるところ。
だからついていった。
試合もみた。

なんだか、落ち込む。
リョーはリョーなりにがんばっていると思うよ。
でもね、周りの子とレベルが違うの。
そして、あまり試合にも出してもらえない。
試合ですごい活躍している子の親は、声援もすごい。
点をいれると、大フィーバー。

でもわたしはそんな気になれない。
だって、リョーはほとんど出てないから。
もう、サッカーやめさせちゃおうかな。
わたしって、なんて自分勝手なんだろう。
自己嫌悪・・。

リョーのチームは強くて、決勝リーグにまで残るから
すごく長い試合観戦だった。
朝9時から夜6時まで。
なんだかよけいつかれた・・・。

「もっと練習しなよー。」
「もうサッカーやめちゃったら。」
いろんなことを言いそうになる。
でも、そんなことを言っちゃったら、
リョーの唯一の取り柄(?)の明るさまでなくなっちゃうよな。

いろんなことを言いたくなる気持ちを必死で抑えて
「がんばったね。」だけ言った。
「うん。今日は楽しかったよ。」とリョー。

えー、楽しかった?!
なんだか信じられないけど、
リョーがそういうんならそれでいいや。

今でも、「もうサッカーは止めたらいいのに」
って気持ちはある。
そう、好きでもなさそうだし。
そんなに楽しんでいる風もない。
普段、サッカーをして楽しんだりもしてないし。

でも、わたしから否定的なことを言ったり、
後ろ向きなことをリョーに言ったりするのはやめよう。
自分勝手な気持ちを押し付けないように気をつけよう。
まだまだだな、わたし・・・。




今日は、ホワイトデーよ。
リョーは、バレンタインデーに2個チョコをもらっていた。
一個は近所にすむ女の子ですぐに渡せるんだけど、
問題はもう一個の方。
おんなじクラスの女の子が家にもってきてくれたもの。

「学校で渡せばいいやん。」って言ったんだけど。
イヤなんだって。
「だって学校にお菓子もってたらだめなんだもん。」と言い張る。

そんなん、ホワイトデーのときはいいんやって。
何回も言ったんだけど、頑として聞かない。
放課後に家に持っていくというのだ。

まっ、そういうならべつにいーけど。
でもその子の家、知らないよー。
しかも住所を見ると、めっちゃ遠そう。
リョーの小学校は、校区がやたら広く、端から端まで
子供の足だったら、ゆうに一時間はかかる。
おまけにうちはギリギリ端っこなのに、
その子の家は反対側の端っこ・・・。

そんなこんなで学校から帰ってきた。

「今日、ホワイトデーのお返し渡すから、Hさんと
待ち合わせの約束してきた。」

あっ、それなら家がわからんでもいいもんね。
でっ、どこで?

「パチンコ‘パーラー’」

?????なんで、パチンコやで約束するんよ。
「だって、Hさんがそこって言うから。」

まっ、いいか。
でっ、何時に?

「それは決めてない。」

??????
なんで時間を決めないんよ。どうやって待ち合わせするんよ。

「とにかく行ってみるから。」

はぁっー、なんでちゃんと約束してこないんやろ。
とにかく電話してみろー!!

・・・。
いないよ。

「もう出てるのかもしれない。行ってみる。」

わたしもついていく。
ちょっと過保護だけど、リョーの学校の校区は危ないの。
交通量も多いし、狭い道も車の抜け道になっているらしくスピードを出す車が多い。
現に、何年か前は小学生が轢き逃げされているのだ。

ブツブツいいながらも、パチンコやに着く。

やっぱり、いないじゃん!
「じゃあ、Hさんの家に行ってみよう。」
行ってみようって、どこか知らないやん。

「探そう!」
・・・・。

地図を片手に、Hさんの家を探しまくる。
なんで、リョーの小学校はこんなに校区が広いんやろ。
疲れるわ。

探しまくること30分。発見!
むちゃうれしい。

早速、チャイムを鳴らす。

いないよ。
おいていこうかと思ったけど、郵便受けにもはいらない。

「パチンコやに行っているかもしれない。
早く戻ろう。」とリョー。

また、もどるの?!

仕方ないし戻りましたよ。所要時間15分。

やっぱりおれへん。
もう一度電話をしてみる。
だーれもでーへん。

「ここで待つ。」というリョー。
ちょっと勘弁してよー。
でも仕方ないし、わたしも一緒に待つ。
パチンコ店の周りをうろうろすること10分。

「あっ、Hさんだ。」

なんと、Hさんが駐車場に同じクラスの女の子といた。

よかったー。
リョーがお返しを渡す。
「アリガト」とHさん。

ホント渡せてよかったー。ほっとしたわ。
しかし、結局1時間以上かかったやん。

お願いやから、今度待ち合わせするときは
時間を決めてな・・・。

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