スイミングに行っていたリョーが、マンションの下からチャイムを鳴らした。
インターホンをとると、泣き声が聞こえる。
「僕さ〜(泣)、足がさ〜(泣)。泣、泣、泣・・・。」

リョーはよく怪我をする。
ゴールデンウィークにも何針かわかんないけど、かなりぬったばかりだ。
また足を怪我したのかと、青ざめる。

「何、怪我したの?」と慌てふためく私。
「違うの〜(泣)。靴が宅○便の車の上にのってとれないんだよ〜(泣)。泣、泣、泣・・・。」

怪我をしていないことに、ほっとする。
しかしどうして、靴が宅○便の車の上に乗るんだよ・・。
しかも、それぐらいのことで小3になった男が号泣するなよ!!

しかし、宅○便の車の上に乗ったまま、車が動き出したら大変なので、楽しくテレビを見ているミィーを追い立てるように靴をはかせ、外に出た。

「おかあさん、ごめんなさ〜い。」と号泣のリョー。

急いでその宅○便の車のところへ行く。

どうやら配達中の車ではなく、整備工場においてある車のようだ。
確かに靴は乗っているけど、意外と宅○便の車は高さがあるので、全然とれそうにない。

「おかあさん、ごめんなさ〜い。」とまたまた号泣のリョー。

そんなことでいちいち号泣して謝るなよ。

仕方がないので、整備工場のお兄さんに事情を話して、荷物を上げ下ろしする車みたいなものを使ってとってもらう。
アリガトウゴザイマス。

どうしてこんなつまんないことをしちゃうんだろうな、リョーは。
しかもなんでこんなことで、号泣するわけ?
よっぽどわたしって怖いのかしら・・・。

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